見たもの。思ったこと。

見た映画、ドラマについて。ミーハーな自分があれこれ思ったままに書きたいことを書くだけです。人に見せる用ではないです。

【見ました】ドラマ:高校教師

 

高校教師を見ました。

 

前2つの投稿は映画の感想でしたが、今回は高校教師というドラマです!

これは1993年と2003年に放送されたものがあるのですが、私が見たのは2003年版。上戸彩さんと藤木直人さんが出演しています。

 

最近huluにハマっている影響で、休みを使って2日くらいで一気に見てしまいました(笑)

これを見る前にドラマのホタルノヒカリを1、2シーズン両方見て藤木さん繋がりで今回記事にする高校教師というドラマを見始めたわけです。

 

では、あらすじです。

細かい設定は間違っているかもしれませんがあらすじなのでご理解を。

 

高校2年の平凡な女の子ひな(上戸彩)と重病を患っている数学者の湖賀(藤木直人)の関係を描いたドラマ。

ひなは平凡な自分が嫌で、クラスで悪目立ちしている派手な紅子(ソニン)と関わるようになり、2人で夜の街に出かけます。そこで湖賀に出会い、一晩一緒に過ごします。

といっても、湖賀はただ一緒に寝てほしい。横で寝ているだけでいい、といってただ2人で眠るだけでした。この時はまだただの男と、20歳の美容師として。

夜があけて、学校へ行くと、産休に入った数学教師の代わりとして湖賀が現れ、再会してしまうところから2人の関係が始まっていきます。

 

2人の秘密の関係がスタートするのは、ひなが湖賀の授業中に倒れてしまい、湖賀の付き添いの元、病院へ運ばれます。彼女は湖賀の授業の前に体育で頭をぶつけていて、そのせいで倒れたようです。

ひなが病院で目を覚ますと、湖賀ではない教師がいて、ひなは湖賀を探します。たどり着いたのは脳神経外科の診察室。湖賀とドクターが話しているところに近寄って行くと「腫瘍がある」「もう長くない」といったワードが飛び込んできます。先に言ってしまうと、このワードはひなではなく、湖賀の現状の話です。

ひなが驚き息を飲むと、湖賀とドクターもひな存在に気づくのです。ひなが走り去ってしまったので湖賀が追いかけると、病院の施設内でひなが呆然としている姿を見つけます。

湖賀は知られてしまった…と思いながら話し始めると、なんと彼女は先程の言葉を自分自身のことであると勘違いをしていました。「あれって本当なの?」「私死なないよね?」というひなに湖賀は否定しなかった。ひなではなく、湖賀の病状であると訂正せず、彼女の勘違いを肯定したのです。

こうして、病気だと思い込んでいるひなと、ひなが病気ではないと知っている湖賀の2人の歪な関係が始まったのでした。

 

この時は湖賀はまだ病気を完全に受け入れることが出来ておらず、自分一人で孤独と不安と戦っていました。そこに現れた勘違いをした彼女はまるで自分を写す鏡のようで、彼は鏡面化という実験を始めてしまいました。本当の鏡面化というのが何かはわかりませんが、おそらく他人を自分自身と似たような状態に起き、それを観察するというような歪んだ実験であると思われます。実際にある事例かは不明ですが。

 

そんな実験を続けるうちに、ひなからみたら唯一病気のことを知っている人、湖賀からしたら唯一病気の自分を理解してくれそうな人という、お互いの唯一の存在がどんどん大きくなり、依存しあっていってしまいます。

 

11話近くあるので、11時間のストーリーをまとめるとなるとやっぱり長くなってしまいますね…(笑)

これでもまだあらすじと最初の2.3話をさらった程度なので、伝わりづらいことが多いと思いますが、全体的に見た感想を書きたいと思います。

 

このドラマ、登場人物がほとんど全員病んでいるなと感じます。

過去にとらわれ、自分にとらわれ、何かにとらわれて生きているのです。

ひなはそんな登場人物の中で唯一まっすぐ生きているとても素直な人だと思います。

湖賀の嘘によって、同じく病んでいってしまいますが。

 

湖賀先生がとにかく悲しい。ひたすら悲しい人です。何をするにも次がなくて、完璧に終わりが見えている。そんな中で何かを始めることなんてできない。けど一人で終わらせることもつらくてできない。そんな彼にひなは微笑みかけ、笑って一緒にいてくれる。

ひなからすれば唯一頼れる人で、包み隠すことなくつらい気持ちや悲しみ寂しさを伝えられる相手だったわけですが、湖賀もまた同じようにひなを縋っていたのです。

湖賀目線で見ていて、彼女は本当に太陽のような暖かさかありました。

 

肩を並べて一緒に歩いているだけなのにとってもきゅんきゅんさせられて、でもそんなあったかい2人には確実に終わりがある。見ていて本当に胸が締め付けられて、幸せなシーンですら辛く思えることが多々ありました。

先生の病気も嘘ならいいのにー!なんて思いながら見ていました(笑)

 

ドラマの中で、ひなに励ましの言葉をかけるシーンが多々ありました。日常の中でのワンシーンであったり、遊園地での決死の告白だったり、部屋の中のシリアスな時間であったり。

彼が彼女にかける言葉、そのどれもが、湖賀自身がかけられたい言葉なんだろうと思うと、本当に切ないです。

いつでも一緒にいる。そばにいる。朝も昼も夜も君のことだけを考える。思い出にしたくない。

湖賀は誰かに、そう言ってもらいたい、そう思ってほしい。と思っていたんでしょう。

 

その後、色々なことがありますが、そこは是非自分の目で見て、感じてほしいですね。彼の目で見える変化も、目には見えない変化も、彼女との関係も、つらくて悲しくて切なくてあったかい気持ちになれるかなと思います。

 

このドラマを通して思ったこと!

結末の曖昧さが嫌!(笑)

この後見る方もいるかもしれないのであまり言いたくはありませんが、後はご想像にお任せしますパターンがあまり好きではないです。(笑)

 

あとはとにかく湖賀先生が儚くて、とにかくかっこいい!(笑)

話し方も学者っぽくて理屈ぽい感じの話し方で、きっと健康だったらもっと感じ悪い人なんだろうなーって感じなんですけど、病気だから感情的になることもあるし、ひなの影響を受けてすごく優しかったり暖かさを感じることもあって、すっごい好き。とりあえず好き。ってなりました(笑)藤木直人さんが演じているところが大きい理由でもありますが。(笑)

そして上戸彩さんもめちゃくちゃに可愛い。今でも可愛い人だと思いますが、ひなを演じている時は、本当に純粋で素直なひなそのものみたいな。演技が上手いだけじゃない、当時の上戸さんが持つ魅力が、ひなのキャラクターが存在する上で非常に重要だったんじゃないかなと思いました。ひなと上戸彩の境界線がないのか、或いは限りなくないに近いのか、わからないですが、最初から最後までずーっとひなそのものでした。可愛かった。

 

そんな2人が一緒にいるシーンはどれも本当に可愛くて切なくて甘酸っぱくて、でも悲しくて…色々な感情にさせられました。

でも色んな感情全部含めて、2人のシーンは"幸せ"だったのかな。

 

 

というような感じで感想は終わりです。

書きたいことがありすぎて、うまくまとまらなかったし、まだ書き足りませんし、記事としては微妙ですね。やっぱりドラマの感想は1話ずつが適当なのでしょうか。ここは考えておく必要がありそうです。

 

もしこの記事を読んで少しでも気になった方がいたら、ぜひ見て欲しいです。ただまとめて見るともしかしたら気分が落ち込んでしまうかもしれないので、ほどほどのペースをお勧めします(笑)

 

それでは、以上です。

ありがとうございました。

 

また見直す時間があれば、加筆、修正していきたいと思います。では。