見たもの。思ったこと。

見た映画、ドラマについて。ミーハーな自分があれこれ思ったままに書きたいことを書くだけです。人に見せる用ではないです。

【見ました】ドラマ:凛子さんはシてみたい

久しぶりにシンプルな恋愛ドラマが見たい気分になったので、huluで探してみました。

今回は、凛子さんはシてみたい、です。

 

これ、サムネイルは男女2人が正面から写っているものなんですが、何のドラマがいいかな〜と探しているときになんだか見たことのある男性がいるなと目について、よくよく見たらA.B.C-Z戸塚祥太さんだったんです。

というのも、学生時代にジャニーズにハマっていた時期がありまして、その時から知ってはいたのですが、個人的には舞台に出演しているイメージがあり、ドラマ出てるんだ〜という感じで見始めました。

 

あらすじとしては、主人公の容姿端麗、仕事も出来て、後輩からの憧れや周りからの評価も高い一見完璧な女性な凛子さんと、同じ会社の同期で、男性版凛子さんのような完璧男子の上坂くんのラブストーリーです。

2人とも完璧で、なんのコンプレックスもなさそう…と思われがちですが、2人には共通のコンプレックスがあります。それは、処女&童貞ということです。

20代後半になって、若い頃から守ってきた処女を卒業するにも妥協できずにいる、でも早く捨てたい凛子さんと、学生時代に女性からからかわれた経験から女性と接することに必要以上に構えてしまい、更には学生時代に本気で恋した同級生が忘れられず童貞のままの上坂くん。

この2人がひょんなことからお互いの秘密を知り、お互いのコンプレックスを解消するために脱・初体験協定を結んだ結果…というお話です。

 

全体を通して、良い意味で王道でした。凛子さんにアプローチをしかけてくる理想的な男性の出現や、2人がくっつくのか!?というところで現れる上坂くんの初恋の女の子の出現とか。

個人的にはこういう分かりやすい、王道のお話が見たかったので満足です。

それに、深夜の30分ドラマで、8話完結という点で考えても、あまりたくさんの要素や障害、伏線があっても逆にまとまらずにいたと思います。

あとはそうだな…タイトル通りベッドでのシーンも何度かあるんですが、凛子さんのスタイルがすごく良い!女性の理想の体型という感じ。しっかり全体で写されるシーンもあったのですが、素敵でしたね〜。ベッドシーンで言えば、あまり露骨過ぎないのも良かったですね。最中のシーンはメインの2人それぞれのソロカットで表現されていましたし、所謂腰を振るみたいなシーンがなかったのは好きでした。

 

そして、今回言いたかったのは、戸塚くんの演技についてですね。この記事を書き始める前、このドラマはどのくらい見られているのか?どんな層が見てるのかな?とレビューを探してみたところ、戸塚くんの演技に対する疑問の声というか批評が多く見られました。

実際、私も見ている間はこれはあえての演技なのか、それとも違うのか、と一瞬思いました。しかし、ドラマのエンディングで写るマンガの中の上坂くんと、今回の戸塚くん演じる上坂くんを見比べると、結構ぴったりな感じがしました。目に光がなくて、女性に対して期待はしないような感じとか、それでもどことなく優しい雰囲気とか。(原作は未読ですので単に絵の印象のみです。)

また、個人的な昔の戸塚くんの印象として、元気なはっちゃけキャラで、舞台では喜怒哀楽が激しく表現されていたような記憶がありました。

今回の演技は、どちらかというと平坦な感情表現でした。でもそれは、童貞だから臆病で、怖くて、隙を見せたくないとか、凛子さんに早い段階で好意を持っていたからこそ、大っぴらに愛情表現をすることでその後何かあったときに傷つきたくないからとか、ぎこちないさ、経験が少ないからこそ頭でっかちになっちゃう感…その結果の演技なのかな、と思ったんですね。

 

結論として、専門家ではないので単なる視聴者の感覚ですが、戸塚くんの演技は上坂くんそのものになっていたと思います。私は最後まで楽しむことができました。色々御託を並べてみましたが、視聴中に楽しめていたので、それが全てなのかなと思います☺︎

 

今回はドラマの感想というより、どこかのレビューへの反抗記事になってしまっていますが。笑

このドラマは、またいつか見返すかもな〜って感じです。満足でした。

 

以上。それではまた、いつか書きます。

 

【見ました】アニメ:のんのんびより

今回は連続テレビアニメです!

 

これは感想というか、個人的にとっても好きなのでただ好きだな〜って言いたいだけです。いつも以上に内容もオチもなにもないです。

 

舞台は田んぼがあったり、牛がいたり、綺麗な川が流れるザ田舎のとある村。そこに東京から1人の女の子が引っ越してきます。元々その学校にいた3人の女の子と転校生が4人で田舎ののんびりした空気の中、のんびりと過ごしている日常系アニメです。

学校の休み時間に定規とペンだけでゲームしたり、工作の授業をしたり、テスト勉強したりしなかったり、うさぎの面倒を見たり。

休みの日は裏山に出かけて山菜をつんだり、絵を描いたり、駄菓子屋さんに行ったり。

私はこのアニメに出てくるような田舎で生活したことがないので、経験とは結びつきませんが、だからこそ憧れのようなものもあるのか、とっても癒されます。

女の子ばかり出てくるアニメは、なんとなく女の子同士のイチャイチャみたいなものとか、男性向け演出が多いイメージでしたが、このアニメにはそういった演出はありません。ただひたすらのんびりとした空気が流れている、日常系って感じです。

セリフ量も少ないですし、動物の声や、川の音、BGMもピアノの落ち着く音色だとか、ハーモニカ?のなんとなく懐かしさを感じる音色とか、自然の音も多くあって、リラックスできます。

 

登場人物は転校生の小学5年の蛍、小学1年のれんげちゃん、中1のなつみ、中2のこまりちゃんがメイン。

個人的には、れんげちゃんという小学1年生の子がすっごく可愛くて、話し方が独特なのですが、なんだか頭に残るんですよね(笑)にゃんぱすーって挨拶だったり、〜〜なん。っていう語尾とか、よくわかんないけど可愛いなって(笑)

 

そんな感じですね、はい。

私はよく寝る前ギリギリとか、寝る時に動画を流しながら寝ることが多いのですが、そんな時に最適なアニメです。アクションシーンもないから音も小さくていいし、映像も景色が多いので癒されるし、何よりいい意味で内容がないので頭を空っぽにして見ることができます。他のアニメではなかなかこうはいかないですよね〜。

 

4年くらい前にたしかHuluで見ることができていて、いつのまにか消えていて、つい最近アマゾンプライムでまた配信され始めました。調べてみたら1月から3期が始まるみたいですね。そちらも今から楽しみです。

【見ました】映画:窮鼠はチーズの夢をみる【ネタバレ】

見ました。久々に映画館で。

こんなご時世に…って感じではありますが、レイトショーで見ましたし、マスクもしてましたのでということで…。

 

本当にたった今見終わったところなんですが、感想としてはとりあえず、そこで終わるの???というパターンでした。ご想像にお任せしますパターン。原作があるから、原作ファンの期待には応えたいけど、映画として時間内にまとめるのは難しかったのかな?原作見てないからあのあとどうなるのかわからなくて、あの終わり方はよかったのか…?という感じ。

まあ常に受け身だった先輩が、自分で決めてケリつけて、能動的に待つことにしたっていうのは成長した姿だったと思います。今ヶ瀬も先輩吹っ切れてなかったし、そのうちいつかは結ばれるのかなあ。ってとこですかね。

 

あとは、濡れ場すごい。こんな大画面で、他人と一緒にアダルトビデオ見てるのかな?って鑑賞中何度か現実に戻されました。ベッドの上じゃなくても色々あって、結構唐突なことも多くて、なんか無理やり感があった。

ゲイの今ヶ瀬が、ノンケの先輩をつなぎとめるには体から入るしかなかったのかなって想像はできますが、それにしても濡れ場が多くて、映画としては逃げてる感は感じましたね。それ以外で盛り上がりとか、感情表現されてたらよかったなーと少し残念に思います。

原作をしらないので本当になんとも言えないんですが、きっともう少しもどかしくて苦しくて救えなくて、でも幸せで満たされる時もある。って感じは、きっと原作にはあったんじゃないかな。

観る前に少しだけ映画の評価というか、どんな話かってのは見ましたが、感動するとか切ないって前評判があったので、少し拍子抜けではありました。期待しすぎたのかな。

 

ただ、俳優さんたちの表情は本当に素晴らしかった。特に今ヶ瀬の目が、すごかった。8年も想い続けているだけあって、わかりやすく態度に出す場面でなくても、目が欲してたり、感情がすごく見れて、そういう意味ではとても感動しました。

あとは女性たち。最初の奥さんとか、ライバルの元カノとか、みんな感情を揺さぶられる演技でした。中華料理屋さんが多かったのには意味があるのかな。気になる。

 

思ったこと、だらだら書いてしまいますが、映画は面白かったかもしれません。想像とは違ったけど。好きなシーンもたくさんありました。

ひとつはCMでもあった、男か女か選べないの?というセリフのシーン。ここすごい苦しいところですよね…。ゲイの今ヶ瀬からすると、本当に痛いところというか、どうしても乗り越えられない、壊せない壁ですよね。もちろん元カノもわざとあんな嫌な言い方をしてるんだとは思いますが、本当にバカにするというか、「恋愛対象として、女の私が負けるなんてことある?笑」みたいな感情がよくでてて、嫌な言い方だけど、そのセリフチョイス上手いな〜と思いました。そこからの先輩が俺、お前選ぶわけにはいかないよ。って。これもまたありえないよとか、女じゃなきゃ、って言葉じゃないのがミソというか苦しいところで。選ぶわけにはいかない、という言葉って、選ぶ選択肢はあるけど選ぶべきじゃないから選べない、ってことじゃないですか。より一層前の元カノのセリフが効くな〜と。

あとは後半の喪服をクリーニングに出すのが遅いって件。あれは今ヶ瀬の本当にねちっこい、女性っぽい、どろどろした感覚がでてて驚きました。そういう風に考えちゃうのか…って。ケータイを盗み見ちゃうことなんかより、ファンデーションが不自然についてることに怒ることの方が、個人的には粘着質感が感じられて怖かったです。

あとはラストシーンも素敵でした。雑誌の表紙みたいな。美しい映像というかカットだなって。ストーリーがとか、そういうこととは別のところで、ただその画がすごく素敵で、スローモーションみたいだった。実際そうだったのかもしれないけど。大倉さんの吹っ切れた顔も良かった。そのまま終わるとは思わなかったけど…。

 

 

 

 

とりあえず、もう一度映画館に行くことはないとは思いますが、原作をとっても読みたくなりました。

 

あと、たまたまカールスバーグを飲んだ後に映画を見たので、ひとりでなんだか興奮しました(笑)

 

【見ました】映画:十二人の死にたい子どもたち

十二人の死にたい子どもたちを見ました。

映画館でみたいくらい気になっていたんですが、タイミングを逃して見れずじまい。でも最近Huluで配信開始になったので、今回ようやく見ることができました。

 

小説が原作としてあり、それの実写映画化ということ、またキャストに人気の若手俳優を多く起用したことで話題になっていた印象です。

新田真剣佑さん、橋本環奈さん、杉咲花さん、北村匠海さん…といった方々。

個人的にはあまり若手俳優さんに詳しくなく、みたことあるな〜くらいの方が多かったので、キャストの豪華さが映画を見る一番の理由ではありませんでしたが、多くの視聴者の興味を引いたことは間違い無いでしょう。

ちなみに私はただタイトルだけ見て、見たい!!となって視聴しました。

 

では、あらすじを紹介します。

ある日の正午、12人の子どもたちがある廃病院に集まります。子どもたち、とは言っても未成年の10代後半の人々です。彼らの目的は集団で安楽死をすること。それぞれ事情を抱え、生きていたくないという考えで、あるサイトにたどり着き、この日を迎えます。

ひとりの少年が、この安楽死をしたいと考える子どもたちを募るためサイトを管理し、集いの会場や安楽死に必要な道具などを調達しました。この彼は会場の鍵を開けるために1番最初に到着したので、1番と呼びます。

参加者は会場に着く前に金庫から番号札を順番に取ることがルールとなっていたので、皆事前に知らされていた手順に従い、番号札を手にします。

2番の札を取った少年が、正午前に会場に到着します。集いの会場は病院内の地下にある広い多目的ホールで、ホールの中央に12人が座ることのできる長いテーブル、それを囲うように円形に並べられた12人分のベッドがあり、それぞれのベッドには番号が割り当てられています。

中央のテーブルに着席している参加者はおらず、この2番の少年しか部屋にはいないように思えましたが、よくよく部屋を見てみると、1番のベッドに人が横たわって死んでいるのを見つけます。その後集まってくる参加者たちと話し合い、主催者である1番は一足先に実行してしまったのでは、という結論に至ります。正午になり、1のベッドに寝ているひとりを含めて12人が揃ったところで早速実行しよう!となった瞬間に、会場に1番と名乗る少年が入室してきたのです。

12人で実行するはずが、会場には13人います。しかもひとりはすでに実行している…。ベッドに横たわっているこの13番目は誰なのか?またどうしてここにいるのか?12人以外に知り得ないはずのこの集いに現れた13人目の存在によって、この集いはどうなってしまうのか?

 

というようなお話です。あらすじとしては長くなりすぎましたね、すみません。

 

まあこんな感じで謎を推理しながら、集団安楽死をするのか、しないのか…と進んでいきます。

参加者は個性的なので、キャラクター説明も加えておきます。

 

以下、ガッツリネタバレしてます。

 

見た目はよくイメージするいじめられっこ、のような人もいればヤンキー、ギャルと言われる見た目の人もいます。

簡単に13人の特徴と死にたい理由をまとめると、

1番:会場の廃病院の院長の息子。聡明な雰囲気や話し方をする今回の発案者。父親は鬱で自殺しており、その鬱の原因は母親が1番の兄と無理心中を図ったことが原因。死に取り憑かれている、と話す少年。

2番:いじめられて死を決意した少年。学校の先生からいじめられたことが始まりで、そこからエスカレートしたいじめに耐えられず、死を決意。空気の読めない発言をするため、いじめられるようになってしまったらしい。

3番:ゴスロリ服の少女。自殺したバンドマンを追い、死を決意。バンドマンの写真を常に携帯している。

4番:最初は帽子を深く被り、マスクをしているため顔がわからない。服装から、少女ということはわかる。変装を解くと、実は若手人気女優だった。作られた芸能人である自分に価値はないと感じ、本来の自分自身の価値を信じるからこそ死を決意する。

5番:眼鏡をかけた俯きがちな少年。理解力が高く、推理が得意。重い病気にかかっていて、先が長くないことがわかっているため、どうせ死ぬなら自分で終わりを決めたいと思って死を決意。後半は彼の推理によって、独壇場になる。

6番:真面目な優等生といった見た目、正義感の強そうな話し方。歪んだ形で父親を大切にしていて、自分にかけられている保険金を父親に受け取ってもらうことで、父親が一生自分を忘れないことを望んでいる。

7番:凛とした存在感のある少女。真っ黒な服装と長い黒髪で、ミステリアスな雰囲気もある。話し方は気が強いような、ハッキリした感じ。13人目が現れた原因に関わる人。小さい時に母親のタバコの消し忘れが原因で家が燃えて幼い弟が死んだ。なんのために生まれてきたのか、生まれてきた意味があるのか、という考えで生きることに抵抗することを世間に主張するために集団での安楽死を強く望む少女。

8番:どもりのある少年。緊張すると言葉がうまく出てこず、ぼぼぼぼ僕の名前は、という風に1番最初の音がでづらくなるタイプ。

9番:優等生タイプの爽やかな少年。昔から人並み以上になんでもできるタイプ。過去に殺人を犯しており、その罪悪感や後悔に耐えられず今回の集いに参加した。13番の存在に関わる少年。

10番:見た目がヤンキーのような少年。母親を憎んでおり、自分にかけられた保険金をどうしても母親に渡したくなくて、保険金がおりない条件でどうにか死にたいと考えている。

11番:ギャル。素直そうな明るい性格で、参加者との距離が近い。死の理由は口唇ヘルペスで、一生治らない病気だから死にたいらしい。この理由が明らかになった時、参加者はそんなことで?と言う人も居たけど、彼女に取っては大きな死の理由である。

12番:13番の妹。自分が兄を事故にあわせることになってしまった原因だと悔やんでおり、植物状態になってしまった兄と一緒に死にたいと考えている。事故の後遺症で左半身がかなり不自由。

13番:映画内ではゼロバンと呼ばれる。12番の兄。13番と自転車で二人乗りをしながら帰宅していた時、交通事故にあい、植物状態となる。

 

こんな感じですね。

みんなそれぞれに理由があり、結果として死を望みます。

 

 

この映画の感想としては、死がテーマなので暗いです。雰囲気も、照明も。基本的には13人目の参加者は何者か、なぜいるのか、実行するのか話し合いをしていく映画なので、地下の集い会場のシーンがかなり多いです。

だからこそ、話し合いの途中に地上階で活動したりして外からの光が入ってきたり、回想などで明るい映像が入るたびに眩しさをより強く感じます。

個人的には、死などに関する話をしているストーリーと、それとはかけ離れた外の明るさ、空の青さが映ると、なんだか胸がざわざわして、変な気分になりました。どう変なのか、という説明が難しいですが、どちらかというとネガティブな感情でした。ムカムカするとか、気持ち悪いという感覚に近いかもしれません。脳味噌が、この映画のあまりにも正反対な状況の演出を処理しきれなかったからかもしれません。

 

あとは新田真剣佑さん演じる5番が工藤新一かな?ってほどに名推理をかましまくるのがすごかったです。確か両親が警察官だから…といっていたような気がします。その理由づけは関係あるのかな?ってのもあるし、それにしてもすごいひらめきというか推理だな〜と感じました。

もちろん最初から色々な伏線がありましたし、明らかに怪しいアイテムが画面にどどんと映されるシーンもありました。もしかしたら、視聴者でも考えたら解決できたのかな。どうなんでしょ。

何にしても後半から終盤はとにかく5番の独壇場といった感じで、台詞量もかなり多かったです。

 

あと印象に残ったのは、4番の橋本環奈さんのセリフですね。当然橋本環奈さんは女優さんですが、4番というキャラクターも芸能人という設定です。姿を他の参加者に明かしたあと、3番のゴスロリ少女に、あなたのような芸能人は人に大きな影響を与えるんだから、死ぬべきではない、というようなことを言われます。

この台詞は、4番の死にたい理由そのものなんですね。本当の私はリョウコで、でも世間は芸能人のリコとしてしか見てくれない。でもリコは大人が都合よく作った偽物、幻想だ、と4番であるリョウコは考えているわけです。

橋本環奈さんは女優さんですし、リョウコはキャラクターですからまったく無関係なんですけど、個人的には少し切ないなーと思いました。

 

このお話の結末としては、5番がこの集いを中止しようと提案するんですね。どれだけ強い気持ちで死ぬことを決めたとしても、いざ死ぬ時に逆に生きていることをすごく実感して、生きたいと感じるのかなーと思いました。

でも、ここらへんの流れは強引、ってわけじゃないんだけど、なんとなく納得できないというか…私は子どもたちの考えの流れが掴みきれませんでした。

みんなそれまでに自分の抱える辛いことを明らかにしていて、とにかく死にたいってことばかり言うわけです。特に10番なんて、母親やその周りの人間に最終的には簡単に殺されてしまうって言っているし、中止してそんな環境に戻ってどうするんだろう。って疑問ですし、4番だって管理されてるスケジュールをどうにかすり抜けて来て、そうしてまで死ぬつもりだったのにまたつらい芸能界に戻っていくのか?って思いました。もちろん死ぬことが正しいとは思いませんが、救われるのかなって不安の残る最後でした。

 

映画だとやっぱり時間の都合だったり、収益の問題で詰め込まないといけない部分があると思うので、小説を読んでみたいなーと思わせられました。

 

ミステリーなので、結果がわかってるから当然かもしれませんが、またもう一度みたい、という風にはなりませんでした。

感想という感想もなく…まあ、見ましたっていうだけですね。

 

つぎは語りたい!と思えるような映画があれば記事にしようと思います。では。

未だに見られていることに驚いています。

タイトルの通りです。非常に個人的な話です。暇なので書いています。

 

このブログを始めたのは、初めての一人暮らしを始め、ひとりの時間が多くて時間を持て余し、映画やドラマを見ることが多くなったから。だけどその感想を伝える相手もいない…というところからでした。最初に記事にした、箱入り息子の恋についての感想記事は、本当に誰かに言いたかったことをほとんどそのままの形で記したものです。

 

そんな一人暮らしも色々とありまして一年程で地元に帰ることになり、そこからあれやこれやで働き詰めで今に至ります。

その間、もちろん映画などみる機会はありましたが、ブログを書くなんて発想もとっくになくなり、このブログの存在すら忘れていました。

 

ある時、スマホのアプリを整理していた時、久々にこのブログの存在を思い出したのです。

 

アクセスして、驚きました。

見ている人がいたのです。しかも2.3人ではなく、数百単位の人が。しかも毎日少なくとも10人、多い日には100人を超えていることもあります。

こんな記事も少なく、4年も昔に書いた記事を、どうやってたどって行き着いたのか、想像できませんが、とにかくこの世界の誰かにアクセスされていたのです。

本日またふとアプリを立ち上げると、新着の通知がありました。まもなく1万pvになるようです。なんということでしょうか。ステイホーム効果でしょうか。

 

ともかく、今までこのブログをなんの拍子か見つけてアクセスしていただいた方、どうもありがとうございます。わからないけど、おそらく記事も多少は読んでいただいているのでしょう。承認欲求が少し満たされた気持ちです。

 

今後また記事を書くかは全くもって不明ですが、せっかく今でもたくさんの方に見に来ていただけているので、またゆるーく更新できればいいかな〜と思っています。頭の片隅でぼんやりと、そう思っています。

 

では。

 

 

 

【見ました】ドラマ:高校教師

 

高校教師を見ました。

 

前2つの投稿は映画の感想でしたが、今回は高校教師というドラマです!

これは1993年と2003年に放送されたものがあるのですが、私が見たのは2003年版。上戸彩さんと藤木直人さんが出演しています。

 

最近huluにハマっている影響で、休みを使って2日くらいで一気に見てしまいました(笑)

これを見る前にドラマのホタルノヒカリを1、2シーズン両方見て藤木さん繋がりで今回記事にする高校教師というドラマを見始めたわけです。

 

では、あらすじです。

細かい設定は間違っているかもしれませんがあらすじなのでご理解を。

 

高校2年の平凡な女の子ひな(上戸彩)と重病を患っている数学者の湖賀(藤木直人)の関係を描いたドラマ。

ひなは平凡な自分が嫌で、クラスで悪目立ちしている派手な紅子(ソニン)と関わるようになり、2人で夜の街に出かけます。そこで湖賀に出会い、一晩一緒に過ごします。

といっても、湖賀はただ一緒に寝てほしい。横で寝ているだけでいい、といってただ2人で眠るだけでした。この時はまだただの男と、20歳の美容師として。

夜があけて、学校へ行くと、産休に入った数学教師の代わりとして湖賀が現れ、再会してしまうところから2人の関係が始まっていきます。

 

2人の秘密の関係がスタートするのは、ひなが湖賀の授業中に倒れてしまい、湖賀の付き添いの元、病院へ運ばれます。彼女は湖賀の授業の前に体育で頭をぶつけていて、そのせいで倒れたようです。

ひなが病院で目を覚ますと、湖賀ではない教師がいて、ひなは湖賀を探します。たどり着いたのは脳神経外科の診察室。湖賀とドクターが話しているところに近寄って行くと「腫瘍がある」「もう長くない」といったワードが飛び込んできます。先に言ってしまうと、このワードはひなではなく、湖賀の現状の話です。

ひなが驚き息を飲むと、湖賀とドクターもひな存在に気づくのです。ひなが走り去ってしまったので湖賀が追いかけると、病院の施設内でひなが呆然としている姿を見つけます。

湖賀は知られてしまった…と思いながら話し始めると、なんと彼女は先程の言葉を自分自身のことであると勘違いをしていました。「あれって本当なの?」「私死なないよね?」というひなに湖賀は否定しなかった。ひなではなく、湖賀の病状であると訂正せず、彼女の勘違いを肯定したのです。

こうして、病気だと思い込んでいるひなと、ひなが病気ではないと知っている湖賀の2人の歪な関係が始まったのでした。

 

この時は湖賀はまだ病気を完全に受け入れることが出来ておらず、自分一人で孤独と不安と戦っていました。そこに現れた勘違いをした彼女はまるで自分を写す鏡のようで、彼は鏡面化という実験を始めてしまいました。本当の鏡面化というのが何かはわかりませんが、おそらく他人を自分自身と似たような状態に起き、それを観察するというような歪んだ実験であると思われます。実際にある事例かは不明ですが。

 

そんな実験を続けるうちに、ひなからみたら唯一病気のことを知っている人、湖賀からしたら唯一病気の自分を理解してくれそうな人という、お互いの唯一の存在がどんどん大きくなり、依存しあっていってしまいます。

 

11話近くあるので、11時間のストーリーをまとめるとなるとやっぱり長くなってしまいますね…(笑)

これでもまだあらすじと最初の2.3話をさらった程度なので、伝わりづらいことが多いと思いますが、全体的に見た感想を書きたいと思います。

 

このドラマ、登場人物がほとんど全員病んでいるなと感じます。

過去にとらわれ、自分にとらわれ、何かにとらわれて生きているのです。

ひなはそんな登場人物の中で唯一まっすぐ生きているとても素直な人だと思います。

湖賀の嘘によって、同じく病んでいってしまいますが。

 

湖賀先生がとにかく悲しい。ひたすら悲しい人です。何をするにも次がなくて、完璧に終わりが見えている。そんな中で何かを始めることなんてできない。けど一人で終わらせることもつらくてできない。そんな彼にひなは微笑みかけ、笑って一緒にいてくれる。

ひなからすれば唯一頼れる人で、包み隠すことなくつらい気持ちや悲しみ寂しさを伝えられる相手だったわけですが、湖賀もまた同じようにひなを縋っていたのです。

湖賀目線で見ていて、彼女は本当に太陽のような暖かさかありました。

 

肩を並べて一緒に歩いているだけなのにとってもきゅんきゅんさせられて、でもそんなあったかい2人には確実に終わりがある。見ていて本当に胸が締め付けられて、幸せなシーンですら辛く思えることが多々ありました。

先生の病気も嘘ならいいのにー!なんて思いながら見ていました(笑)

 

ドラマの中で、ひなに励ましの言葉をかけるシーンが多々ありました。日常の中でのワンシーンであったり、遊園地での決死の告白だったり、部屋の中のシリアスな時間であったり。

彼が彼女にかける言葉、そのどれもが、湖賀自身がかけられたい言葉なんだろうと思うと、本当に切ないです。

いつでも一緒にいる。そばにいる。朝も昼も夜も君のことだけを考える。思い出にしたくない。

湖賀は誰かに、そう言ってもらいたい、そう思ってほしい。と思っていたんでしょう。

 

その後、色々なことがありますが、そこは是非自分の目で見て、感じてほしいですね。彼の目で見える変化も、目には見えない変化も、彼女との関係も、つらくて悲しくて切なくてあったかい気持ちになれるかなと思います。

 

このドラマを通して思ったこと!

結末の曖昧さが嫌!(笑)

この後見る方もいるかもしれないのであまり言いたくはありませんが、後はご想像にお任せしますパターンがあまり好きではないです。(笑)

 

あとはとにかく湖賀先生が儚くて、とにかくかっこいい!(笑)

話し方も学者っぽくて理屈ぽい感じの話し方で、きっと健康だったらもっと感じ悪い人なんだろうなーって感じなんですけど、病気だから感情的になることもあるし、ひなの影響を受けてすごく優しかったり暖かさを感じることもあって、すっごい好き。とりあえず好き。ってなりました(笑)藤木直人さんが演じているところが大きい理由でもありますが。(笑)

そして上戸彩さんもめちゃくちゃに可愛い。今でも可愛い人だと思いますが、ひなを演じている時は、本当に純粋で素直なひなそのものみたいな。演技が上手いだけじゃない、当時の上戸さんが持つ魅力が、ひなのキャラクターが存在する上で非常に重要だったんじゃないかなと思いました。ひなと上戸彩の境界線がないのか、或いは限りなくないに近いのか、わからないですが、最初から最後までずーっとひなそのものでした。可愛かった。

 

そんな2人が一緒にいるシーンはどれも本当に可愛くて切なくて甘酸っぱくて、でも悲しくて…色々な感情にさせられました。

でも色んな感情全部含めて、2人のシーンは"幸せ"だったのかな。

 

 

というような感じで感想は終わりです。

書きたいことがありすぎて、うまくまとまらなかったし、まだ書き足りませんし、記事としては微妙ですね。やっぱりドラマの感想は1話ずつが適当なのでしょうか。ここは考えておく必要がありそうです。

 

もしこの記事を読んで少しでも気になった方がいたら、ぜひ見て欲しいです。ただまとめて見るともしかしたら気分が落ち込んでしまうかもしれないので、ほどほどのペースをお勧めします(笑)

 

それでは、以上です。

ありがとうございました。

 

また見直す時間があれば、加筆、修正していきたいと思います。では。

 

【見ました】映画:植物図鑑

 

植物図鑑を見ました。

 

高畑充希さんと、EXILEグループの岩田剛典さん出演の映画です。

 

原作の小説の著者が有川浩さんということは知らなかったのですが、映画の冒頭のクレジットでお名前が出てへえ〜と一人でびっくり?しました。

 

というわけで本題です。

 

 

今回この映画はhuluで最近配信されるようになっていたので、名前はよく聞いていたし、見てみようかな〜という感じで見てみました!

 

ストーリーは

ごく普通の(普通よりちょっと覇気がない?)OLのさやかと、さやかの家の前で倒れていた謎の男、樹のほのぼのとした日常、その中にも樹の隠された素性や期間限定の同居にぐらつく二人の関係を描いたラブストーリー

というような感じですかね。

 

私がこの映画を通して思ったことは、樹が野草に詳しくて、家の近くの土手に自生しているふきやつくし、ノビルなどを採取して調理して食べるというシーンがたくさん出てくるのですが…

そこらへんに落ちてるもの食べるんだ!?

という感想でした(笑)

正しくは落ちているものではなく自生しているものですが…。

もちろん食べられるものではあるのでしょうし、きちんと下処理などをすれば問題ないとは思いますが、個人的には結構怖いなーという気持ちが強く出てしまいましたね…(笑)

彼しか作ることのできない料理である、というところはストーリーの中で必要な演出・設定なのですが、どうも純粋に見ることができなかったのが本音です…(笑)

*あくまで個人的な感覚です!

 

あとは、やはり岩田さんの演技ですかね。

ただの視聴者が演技が上手い下手なんていうのは、おこがましいというか、妥当であるかはわかりませんが、私は下手ではないと思いました。

ただその前提条件として、岩田さんの本業が俳優でないということがあります。

本業はアーティスト、身体を使って表現するダンサー。言葉は悪いけれどダンサーにしてはそんなに下手じゃないかな、なんて思ったのが率直なところでした。

ただ、岩田さんだからできる演技というかシーンもたくさんあって、

さかやと対面した状態で話している、といったシーンの中で、1人で画面いっぱいに映し出されるカットでは、彼の顔の良さに何度も心を掴まれかけました。

普段から女性ファンに向けてにこにこ笑顔を見せている影響か、微笑みかける顔は純粋にかっこいいと思いましたし、拾われるという役の樹のイメージに合う犬顔は役にぴったりでした。

さやかとのアドリブ風なセリフを話しているシーンでもリアルな男女の関係のようで、よかったと思いました。

 

お話自体はやはりなんとなく次のセリフがわかったり、どんな展開になっていくのかというハラハラドキドキみたいなものはなかったです。

しかし私は恋愛映画はそういうものであると思うし、そういうありきたりで平凡に見える作品を選んでいるつもりなので、個人的には満足です。

 

以上!今回は野草を食べる男は映画の中で十分という記事でした。おわり。